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啓碁、運営本部を着工


ニュース 電子 作成日:2008年5月21日_記事番号:T00007589

啓碁、運営本部を着工

 
 緯創集団傘下で無線通信製品などを手掛ける啓碁科技(WNC)は20日、新竹科学工業園区(竹科)で、グローバル運営本部の起工式を行った。21日付経済日報が報じた。

 同社の運営本部は竹科内の別々の4カ所の場所にあったオフィスや工場を1カ所にまとめるもので、敷地面積は14ヘクタール、投資額は14億台湾元(約47億5,000万円)、2010年第1四半期の竣工を目標にしている。

 同社はアンテナ、衛星通信、携帯電話、無線WiFi、自動車用衛星ラジオを主力製品としており、今年の売上高は証券会社の予測で220億元に達する見通し。昨年末よりセットトップボックス(STB)新製品の出荷を始め、今年はマイクロソフトおよびエリクソンとの提携により、下半期の出荷増が期待できる。

 啓碁はWiMAX(ブロード無線通信技術)事業者である大衆電信(FITEL)に出資しており、大衆のサプライチェーンに加入するという観測も出ている。これについて謝宏波同社総経理は、「WiMAXでは現在一つの提携案件を推進しているが、WiMAX開発に完全に取り組んでいるとは言えない」とコメントした。