ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

WiMAXのCPE、需要盛り上がらず


ニュース 電子 作成日:2008年5月21日_記事番号:T00007592

WiMAXのCPE、需要盛り上がらず

 
 資訊工業策進会情報中心(MIC)によると、WiMAX(ブロード無線通信技術)加入者宅内機器(CPE)の今年第1四半期の台湾市場の出荷量は18万5,200台で、前期比12%減少した。生産額は3,500万米ドルで前期比11.3%減。需要がいまだ盛り上がっておらず、メーカーが出荷を先延ばしにしているとMICは指摘している。21日付経済日報が報じた。
T000075921

 
 WiMAX市場の現状について、市場調査機関IDCのウイリアム・ロジャース電信サービス研究総監は21日開かれたフォーラムで、「固定電話やモバイルインターネットの発達した西欧や北米、日本などではWiMAXの発展には限界があり、ミスクテークだ」と発言した。パキスタンなど、固定電話の浸透率が低い地域でこそ通信需要を満たせるとしている。

 MICは、今年第2四半期から第3四半期はモバイルWiMAXの802.16e規格の認証が進められるため、電信業者による高効率・高機能CPE調達が進み、台湾通信設備業者に直接発注が行われる可能性もあるとしている。

 これを背景にMICでは、第2四半期のCPE出荷は前期比27.4%増の23万6,000台、第3四半期は前期比38%増の32万7,000台と、需要の高まりを予想している。