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林森北路の売春、警察官との癒着摘発


ニュース 社会 作成日:2018年3月13日_記事番号:T00075948

林森北路の売春、警察官との癒着摘発

 台北市政府警察局中山分局の派出所に勤務する警察官がホテル経営者から月に4万台湾元(約14万6,000円)の賄賂を2年余りにわたり受け取り、売買春を見逃していたほか、取り締まり情報を事前に流していたことが分かり、台北地方法院検察署は12日、警察官5人や業者の計18人から事情聴取を行い、関係先を捜索した。うち警察官3人を含む5人が身柄を拘束された。13日付蘋果日報が報じた。

 事件の発端は、検察と内政部移民署が昨年、台北市中山区の繁華街、林森北路の通称五条通りにあるホテルで、日本人相手に売買春に及んでいた東南アジアや中国出身の女性や背後の組織を摘発した際、業者と警察との癒着が明るみに出たことだ。

 摘発を受けたホテル経営者はその後、同じ林森北路の通称六条通りに別の売春宿を開設し、派出所の警察官に賄賂を支払い、取り締まりを回避していた。警察官は容疑を否認しているもようだが、検察が捜索に入った際、現金9万元を所持していた者もいた。