宏碁（エイサー）が２日、仏教徒向けに発表した、スマートフォンアプリを通じて修行の進度を把握することが可能なスマート型の数珠「Leap Beads」が大きな反響を呼んでいる。正式発売は今月中旬の予定だが、旗艦店で先週、300連を試験販売したところ、ごく短時間で完売となった上、現在も問い合わせが相次いでおり、予想を上回る予約を受けているという。14日付経済日報などが報じた。
「Leap Beads」は電子部品やバッテリーを組み込んだ木製の玉１個と13個の玉をつなげだもので、読経や数珠を繰った回数を自動的にクラウド上に記録することができる他、ＳＮＳ機能を通じて他の信徒と共通の目標を設定し、共に修行に励むことも可能だ。歩数、消費カロリー、睡眠時間を記録する機能も付いて価格は3,888台湾元（約１万4,000円）。
観測によると、正式発売は22日とされ、第１弾は約3,000連の販売が見込まれる。既に数千連の予約が入っている他、Ｂ２Ｂ（企業間商取引）顧客との商談が７件進められており、エイサーの林佳璋・台湾区総経理は、年間数万連の市場規模は確実との見方を示している。
