ニュース 商業・サービス 作成日:2018年3月14日_記事番号:T00075973
台湾を訪れる中国人観光客が激減する中、六福旅遊集団(レオフー・ツーリズム・グループ)は台南市に建設中の複合商業ビル「南山台南広場」内で2020年のオープンを予定していたシティーリゾートホテル「台南六福荘(レオフー・リゾート)」の開発を取りやめると発表した。計画を続行した場合、今後10億台湾元(約36億円)以上の資金投入が必要となるが、将来的な回収および利益計上に不透明感が強いとして中止を決定した。工商時報電子版が14日報じた。
中国人の台湾観光ツアーについてはこのほど、中国政府が添乗員に対する添乗員証の発給を全面的にストップしたと伝えられ、来年の来台ツアー客がゼロとなるとの観測も浮上している。さらに台湾人の域内旅行市場規模も、昨年は前年比3.6%のマイナス成長に陥るなど観光業界は厳しい打撃を受けている。
特に中南部では、宿泊客の減少によるホテルの倒産、売却が相次いでいるが、大手ホテルグループは長期的な視点で経営を行っており、台南での複数の新規オープンも計画されている。しかし台南六福荘の開発が中止となったことを受けて、業界では、今後連鎖反応が起きる可能性があるとして注目が集まっている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722