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次の大型地震、「嘉南地区が最も危険」


ニュース 社会 作成日:2008年5月22日_記事番号:T00007600

次の大型地震、「嘉南地区が最も危険」

 
 立法院交通委員会は21日、交通部、行政院国家科学会議(国科会)、国家地震工程研究中心、内政部消防署の代表を集め、台湾の地震観測および防災・救助活動の現状と将来について報告会を開いた。その中で、立法委員から出された「次の地震はどこで発生するか」との質問に、地震工程研究中心の蔡克銓主任は「最も危険な断層は嘉南(嘉義県・台南県)地区にある」と答えた。22日付蘋果日報が報じた。

 蔡主任が嘉南地区を最も危険とする理由は、同地区に存在する断層は、1906年に発生し約1,000人以上が死亡した「嘉義梅山大地震」以来、100年以上が経過しており、地震エネルギーが蓄積しているとみられるためだ。

 しかし、1999年の台湾中部大地震(南投県集集鎮が震源)発生前も、地震中心は嘉南地区が次の大地震発生地として最も危険視していた。このことからも地震に関する正確な時間および位置予測の難しさがうかがえる。

 また、中央気象局の辛在勤局長は、台湾中部大地震発生の約1カ月後に嘉南地区で震度6.5クラスの地震が2度発生しており、地震エネルギーが放出されているとして、地震予測見直しの必要性を指摘している。