韓国・現代自動車は14日、台湾において現地生産の小型トラック「ポーター」の新モデル（3.25トン）を発売した。価格は68万8,000～74万8,000台湾元（約250万～272万円）。現代自の販売総代理店、南陽実業の蔡維力董事長は、発売３カ月で昨年通年のポーター販売台数に当たる1,000台を突破したいと語った。16日付工商時報が報じた。
南陽実業の主管は、新ポーターは3.25トンクラスの小型トラックとしては唯一のディーゼルエンジン車で、厳密に言えば競合車種は存在しないと強調。さらにモデルチェンジにより3.5トンクラスのトラックに匹敵する長さの荷台を採用したため、同クラス市場のシェアを奪う可能性もあるとの見方を示した。
また新ポーターは、標準装備に横滑り防止システム、アンチロック・ブレーキ・システム（ＡＢＳ）、坂道発進補助システムといった安全機能を追加。さらに最上位モデルとしてオートマチック（ＡＴ）車も投入した。
なお現代自の台湾における今年の新車販売台数目標は、１万3,000台だった昨年と同水準としており、蔡董事長は達成に新ポーターが重要な役割を果たすと語った。
