ニュース 石油・化学 作成日:2018年3月19日_記事番号:T00076031
台湾中油(中油、CPC)、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)、台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)の3社は、昨年6月の中国によるスチレンモノマー(SM)に対するダンピング(AD、不当廉売)調査開始を受けて一時中断していた、高雄市の林園石化工業区でのSM新工場計画を再開する。投資額は100億台湾元(約360億円)以上で、早ければ年内に新会社を設立し、SM新工場建設を進める。17日付経済日報が報じた。
新会社の出資比率は3社それぞれ約30%。新工場は敷地面積4~5ヘクタールで、SM年産能力は25万トンの計画だ。
CPCなど3社は、中国商務部が今年2月に下した輸入SMに対して保証金納付を求める仮決定について、台湾製SMに対する5%の保証金は許容範囲と結論付けた。米国製や韓国製SMに対する保証金率が7.8%以上と台湾製を上回ったことから、市場競争力を維持できるとみている。また、アジアで近年、SM新工場の稼働がないことから、需給バランスは健全だとしている。
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