ニュース 電子 作成日:2018年3月20日_記事番号:T00076060
アップルがマイクロLED(発光ダイオード)を採用した次世代ディスプレイを自社開発しているとの観測が伝えられ、今後、同ディスプレイのスマートフォンへの搭載が進むとの見通しが強まる中、20日付経済日報は、これまで有力なディスプレイ技術として注目を集めてきた有機EL(OLED)技術について、予想よりも早く衰退すると分析。台湾のパネルメーカーは有機ELを過渡期の技術とみて積極的な投資は行っておらず、マイクロLEDへの移行は大きなチャンスとなるとの見方だ。
業界では、有機ELディスプレイの衰退見通しについて、投資コストが大き過ぎること、および画面の「焼き付き」問題が主な原因との見方が出ている。現在、有機ELパネルはサムスン電子が世界市場をほぼ独占しており、アップルの最新機種「iPhoneX(テン)」にも同パネルを供給している。しかし、iPhoneXの販売が予想を下回っていることやスマホ需要が頭打ちとなっていることから、サムスンの有機ELパネル生産ラインの稼働率は50%前後にとどまっているとされる。
一方、台湾メーカーが競争をリードするマイクロLED技術は、有機ELに比べ消費電力が低く、耐久性も高い上、さらなる薄型・軽量化が可能、屋外での使用に適するといった利点を備える。
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