ニュース 電子 作成日:2018年3月21日_記事番号:T00076086
21日付経済日報によると、トランプ米大統領が先ごろ、シンガポールに本社を置く半導体大手、ブロードコムによるクアルコム買収計画に対し、安全保障上の理由から禁止命令を下したことを受け、ブロードコムのホック・タン(陳福陽)最高経営責任者(CEO)は先週、台湾のIC設計大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長とシンガポールで面会し、買収のターゲットを同社に転換する意向を告げたとの観測が浮上している。
メディアの取材に対し、メディアテック広報部は20日、憶測にはコメントしないと回答。また蔡董事長は先週シンガポールを訪れていないと強調した。
米投資情報メディア「モトリー・フール」は19日の報道で、メディアテックはスマートフォンチップ市場でクアルコムとライバル関係にあるが、昨年第3四半期のシェアはクアルコムが42%、メディアテックが14%だったと指摘。ブロードコムによるメディアテック買収が実現し、両社の製品を抱き合わせて販売できれば、ブロードコムはロー~ミドルエンドスマホ市場においてシェア拡大が見込めると分析した。
なおモトリー・フールは、ブロードコムの買収対象として、メディアテックのほか、ザイリンクスとシーラス・ロジックを挙げている。
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