ニュース 農林水産 作成日:2018年3月21日_記事番号:T00076096
台湾産枝豆が日本で市場シェアを拡大しており、近年は中国産、タイ産などを抑え、トップに立っている。昨年は台湾産枝豆の輸出量が全体で3万7,591トン、輸出額が前年比8.1%増の8,055万米ドルとなり、過去27年で最高だった。21日付中国時報が伝えた。
台湾産枝豆の輸出先は日本が85.4%を占める。枝豆輸出は1990年の8,435万米ドル、4万2,046トンが最高だったが、今年はそれを上回る勢いだ。
近年の輸出好調は、品質面でライバルの中国産、タイ産を上回ったことが背景にある。日本では台湾産枝豆のシェアが44.8%を占め、10年連続でトップだ。行政院農業委員会高雄区農業改良場は「枝豆の対日輸出には6%の関税がかかるが、品質管理や品種開発によって勝ち抜き、値引き競争をする必要がない」と説明した。
台湾産枝豆の平均価格は1キログラム当たり251円で、中国産に比べ29.5%高値で取引されているという。
高雄・屏東地区では現在「枝豆農場機械化生産技術」の普及が進んでおり、冷凍食品会社6社が24億台湾元(約88億円)を投じ、工場拡張を進めている。その結果、収穫から加工までの工程が4時間で完了するようになり、鮮度確保が競争力向上につながっているという。
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