ニュース 電子 作成日:2018年3月22日_記事番号:T00076119
22日付工商時報が中国メディアの報道を基に伝えたところによると、台湾の受動部品大手、国巨(ヤゲオ)が4月1日に積層セラミックコンデンサー(MLCC)全シリーズの値上げを実施するもようだ。値上げ幅は平均40~50%と、2月の値上げ時の10~20%を大幅に上回ると予測されている。なお、これまで価格が低く抑えられてきた製品については2~9倍引き上げられるケースもあるという。
供給不足が深刻化するMLCC市場においてヤゲオは指標的な役割を果たしており、その動向を日本や韓国の同業、および川下のEMS(電子機器受託生産サービス)業者が注視している。現時点でヤゲオは顧客に対し、正式な通達を行っていないが、台湾の販売業者は、同社が既に4月からの値上げに向けた準備に入ったと指摘している。
ヤゲオが今回、値上げ幅、製品の範囲とも市場予測を上回る値上げを実施するとの見通しについて販売業者は、既に需給バランスが逼迫(ひっぱく)しているにもかかわらず、日本の京セラや村田製作所といった日本の大手メーカーが減産を続けていることが要因と指摘。需要期に当たる第3四半期には不足がさらに深刻化するとの見通しを示した。
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