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宇昌生技、潤泰集団が筆頭株主に


ニュース その他製造 作成日:2008年5月22日_記事番号:T00007612

宇昌生技、潤泰集団が筆頭株主に

 
 潤泰集団は今月初め、抗エイズ薬メーカーの宇昌生技(タイメド・バイオロジクス)に1,000万米ドルを出資し、同社の筆頭株主に浮上した。宇昌生技の増資は抗エイズ薬の臨床試験費用を賄うのが目的で、資本金は3,000万米ドルとなった。22日付経済日報が伝えた。

 宇昌生技には行政院国家開発基金が40%、永豊餘集団の上智創投、統一集団(ユニプレジデント)の統一国際、民進党の蔡英文主席が設立した台懋生技が各20%をそれぞれ出資していたが、潤泰集団は増資引き受けに伴い一気に筆頭株主となり、国家開発基金の出資比率は26.6%に低下した。

 潤泰集団は台懋生技が新たに設立する投資会社、台懋生技創投とともに宇昌生技の経営主導権を掌握し、開発中の抗エイズ薬の発売を支援していく方針だ。

 蔡英文氏は宇昌生技の董事長を兼任しているが、民進党主席への就任に伴い近く辞任する見通し。新董事長の人選は未定だが、筆頭株主潤泰集団の尹衍リョウ(リョウはきへんに梁)董事長が主導権を握る見通しだ。