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モテック、4年連続赤字に


ニュース その他製造 作成日:2018年3月22日_記事番号:T00076120

モテック、4年連続赤字に

 太陽電池最大手、茂迪(モテック・インダストリーズ)が22日発表した2017年純損失は30億3,000万台湾元(約110億円)で、4年連続の赤字となった。同業の元晶太陽能科技(TSEC)の昨年純損失は9億4,100万元、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)は9億3,100万元で、一昨年の4億8,100万元から2倍近くに悪化した。蔡英文政権はグリーンエネルギーの発展に力を入れているものの、業界企業の業績はなかなか上向かない。22日付経済日報が報じた。

 太陽電池業界は昨年第3四半期、米国が通商法201条に基づく太陽電池パネル・モジュールへのセーフガード(緊急輸入制限)発動方針を示したことを受けて、短期的な受注増に沸いたが、第4四半期には顧客の調達意欲が縮小。太陽電池のオファー価格も下落していた。

 あるメーカーは、太陽電池市場は依然低迷しており、業界各社は出荷先を開拓すべく、川下のモジュールや太陽光発電所への投資を増やしており、これによる業績改善を狙っていると説明した。