ニュース 商業・サービス 作成日:2018年3月22日_記事番号:T00076125
台北市松山区のショッピングモール、京華城購物中心(リビング・モール)が、先月末の株主総会で土地・建物を売却することを決議していたことが分かった。市場関係者は落札価格を400億~500億台湾元(約1,460億~1,820億円)と見込んでいる。22日付聯合報が伝えた。
これに先立ち、台北市政府都市計画委員会は昨年12月、京華城の容積率を560%まで緩和していた。京華城をめぐっては、再開発構想も一時取り沙汰されたが、容積率緩和で売却条件が改善したことから、物件売却の方針が固まった。
京華城は一時、他の商圏に客を奪われ、業績が低迷したが、近年は売り場調整などで本業は損益分岐点に達している。ただ、減価償却費や利払いを含めると毎年3億~5億元の赤字が出ていた。
京華城を運営する威京総部集団(コアパシフィック・グループ)は、当初の120億元に達する投資が今も重荷となっており、一部償還したものの現在も100億元近い債務が残っている。
不動産業界は、京華城が売却された場合でも、商業施設間の競争が激しいことや、都市交通システム(MRT)駅から遠いなど立地条件の不利さなどを考慮すると、オフィスビル、ホテルなどへの改築がむしろ有望との認識を示している。
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