ニュース 金融 作成日:2018年3月23日_記事番号:T00076150
中央銀行(中銀)は22日、金融政策決定会合に相当する第1四半期の理事監事連席会議を開き、政策金利を1.375%に据え置いた。据え置きは7回連続となる。
楊中銀総裁(右)にとって就任以来初めての理事監事連席会議だ(22日=中央社)
今回の会合は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決めた直後に開かれた。
23日付工商時報によると、楊金龍中銀総裁は現在の金融政策の基本路線について、金利は「適度な緩和」、為替は「安定した動き」だと説明した。特に為替相場について、楊総裁は先ごろ「楊金龍防衛ラインはない」と発言していたが、今回の会合後は「楊金龍防衛ラインがないというのは、中央銀行に一線がないわけではなく、中銀は為替の適正な水準を市場変化に沿って調整する」との原則的な立場を示した。
台湾元相場は年初来、大幅に上昇した。楊総裁は「不規則な要因や季節的要因で為替相場に行き過ぎた変動があったり、秩序を失った変動があったりすれば、中銀は市場の秩序を守る。これは防衛ラインとは無関係だ」とも指摘した。
このほか、電気料金値上げによる物価への影響について、楊総裁は消費者物価指数(CPI)上昇率を年率で0.07ポイント押し上げるとの試算を示した。
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