行政院海岸巡防署（海巡署）は22日、フィリピンが最北端の領土であるバタン諸島・ヤミ島（フィリピン名・マブディス島）に建設している退避施設が４月にも完成することについて、ヤミ島は台湾とフィリピンの漁業水域の重複部分における漁船操業水域の南限ラインよりも南に位置しており、基本的に台湾側の漁船保護には影響がないとの認識を示した。聯合報電子版が同日伝えた。
ヤミ島は台湾の蘭嶼から約98キロメートルの位置にあり、フィリピンと台湾の漁民が休息や避難のために使用することがある。
海巡署は「フィリピンとの重複海域の漁業紛争は外交交渉、漁業交渉のルートで解決する」とする従来の立場を繰り返した。
