ニュース 電子 作成日:2018年3月23日_記事番号:T00076157
サプライチェーンの情報によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)傘下の立錡科技(リッチテック・テクノロジー)は、電源管理ICのオファー価格の8~10%引き上げを計画している。23日付経済日報などが報じた。
メディアテックは昨年初めに粗利益率が34%を下回ったことを受け、粗利益率の改善が最大の課題になったもようだ。リッチテックはコストの高止まり、顧客の需要増を受け、値上げに踏み切る構えとみられる。値上げに成功すれば、メディアテックの粗利益率は第3四半期に11四半期ぶりに40%を回復できる見通しだ。
証券会社は、メディアテックの製品のうち、▽スマートフォン▽テレビ▽光学ストレージ──など向けのICは値上げが難しいが、電源管理ICは値上げしやすいと指摘した。
メディアテックは22日、新竹科学工業園区(竹科)で新ビルの上棟式を行った。アジア最大のIC設計・高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)・データセンターの拠点とする計画で、人工知能(AI)搭載のICやカーエレクトロニクス製品の研究開発(R&D)を行うほか、クラウドやモノのインターネット(IoT)関連のHPC需要に対応する。2019年半ばの完成を予定する。
新ビルは地下3階、地上10階建て、敷地面積は1.26ヘクタールを計画している。HPCサーバーを3万台以上設置できるスペースや、1,000席分のオフィス、複数の実験室などを設ける。
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