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台湾大哥大と交通大学、AI教師1千人育成へ


ニュース 電子 作成日:2018年3月23日_記事番号:T00076161

台湾大哥大と交通大学、AI教師1千人育成へ

 通信キャリア大手の台湾大哥大(台湾モバイル)は22日、交通大学と共同で、今後1年で人工知能(AI)について教育のできる人材1,000人を育成し、100カ所の学校の教育環境整備を支援すると発表した。計画実行に向け2,500万台湾元(約9,000万円)の資金を募る。23日付工商時報が報じた。

/date/2018/03/23/01taiwanmobile_2.jpg台湾大哥大基金会の張善政董事長(左、元行政院長)と交通大学の張懋中校長(右)が計画を発表した(22日=中央社)

 同計画は企業に資金、設備の提供を呼び掛け、大学のリソースを生かして小中学校の教師の育成、教育環境の整備を支援する。子どもの科学技術に対する理解を早い段階で深め、台湾のハイテク産業を担う人材を育成したい考えだ。

 台湾大哥大は、同計画では聯発科技(メディアテック)のモノのインターネット(IoT)開発プラットフォーム「LinkIt」を採用し、教育現場でIoTやWi-Fi、ブルートゥースなどの通信技術を学んだり、アイデアを実用化したりできるようにすると説明した。

 同計画には台湾積体電路製造(TSMC)や宏碁(エイサー)などの大手企業、聯華電子(UMC)の宣明智・名誉副董事長、成功大学なども支援を表明している。