ニュース その他製造 作成日:2018年3月26日_記事番号:T00076167
航空機・部品メーカーの漢翔航空工業(AIDC)は23日、16G(重力加速度)に耐えられる台湾初の旅客機用座席を発表した。台湾の航空会社と販売交渉を進めている他、4月10~12日にドイツのハンブルクで開催される航空機内装材の世界最大の見本市「エアクラフト・インテリアズ・エキスポ」に出展する予定だ。中時電子報が23日伝えた。
発表された旅客機用座席。同社は今年下半期にも米連邦航空局(FAA)からの設計認証取得を見込む(同社リリースより)
漢翔は2014年に台湾メーカー20社余りと旅客機用座席の研究開発(R&D)を開始。アルミニウム、プラスチック製の基本モデルを昨年発表し、中華航空(チャイナエアライン)などからのフィードバックを受けて、炭素繊維、ガラス繊維などの複合材料を使用した改良モデルを開発した。価格は1列当たり2万米ドル。
漢翔は、改良モデルは軽量、快適さが特長で、携帯電話やタブレット端末の固定ホルダーやワイヤレス充電器など複数の特許技術も採用していると説明した。
漢翔の廖栄鑫董事長は、今後はまずエコノミークラス、続いてプレミアムエコノミークラス向けの受注獲得を目指し、サプライヤーと共同で世界需要を取り込むと表明した。
市場調査会社、マーケッツ・アンド・マーケッツの予測によると、旅客機用座席市場は年14.15%成長し、2021年に市場規模は169億4,000万米ドルに達する見通しだ。
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