ニュース 電子 作成日:2018年3月26日_記事番号:T00076178
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が中国・南京市に新設した12インチウエハー工場を23日に視察した朱立倫新北市長は、「同工場は既に生産を開始している」と明らかにした。南京工場は当初、今年下半期の量産開始を予定していたが、劉徳音(マーク・リュウ)共同執行長(CEO、次期董事長)が昨年末、スケジュールを半年早め、5月より出荷を開始すると表明していた。24日付経済日報が報じた。
30億米ドルを投じて建設したTSMC南京工場は2016年7月に着工、昨年9月に設備の搬入を終えた。現時点で16ナノメートル製造プロセスによる生産を行っているが、5月に量産を開始した後は、16ナノ、12ナノプロセスとも年内は生産ラインの満杯状態が続く見通しだ。
なお同社は今年年初、南京市・浦口経済開発区に50万平方メートルの工場用地を取得。また同経済開発区を含む「江北新区」一帯にはここ1年余りの間に鴻海科技集団(フォックスコン)、紫光集団、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)など100社を超える半導体関連企業が進出しており、同区の生産額は20年に1,000億人民元(約1兆6,600億円)を突破し、中国における半導体産業の中心地となると予想されている。
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