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南亜プラ、中国工場拡張に4億ドル


ニュース 電子 作成日:2018年3月26日_記事番号:T00076181

南亜プラ、中国工場拡張に4億ドル

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は、中国広東省の恵州工場を4億米ドルを投じて拡張し、銅箔(どうはく)基板(CCL)第2工場とガラス繊維織物(ガラスクロス)新工場を建設する。新工場の年産能力はCCL1,320万枚、ガラスクロス1億200万メートル。2020年第3四半期の稼働を予定する。24日付経済日報が報じた。

 南亜プラの恵州工場拡張は、携帯電話やパソコンなどの3C(コンピューター、通信、家電)製品、電気自動車(EV)などの電池向けの需要増を受けての決定だ。呉嘉昭董事長は、華南地域のCCL需要に恵州工場だけでは対応できなくなっており、台湾、昆山(江蘇省)工場からも供給していると説明。また、ガラスクロスは大半を昆山工場が供給しているが、将来的に恵州の新工場でも対応するという。

 南亜プラの昨年のCCL年産量は7,236万枚、世界シェア12%で、中国の建滔積層板(キングボード・ラミネーツ・ホールディングス)の7,920万枚、シェア13%に次ぐ2位だった。ガラスクロス年産量は6億3,600万メートル、世界シェア約20%で首位だった。新工場稼働後、南亜プラのCCL年産量は建滔積層板を抜いて世界首位となる見通しだ。