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WiMAX損失余波、財界人の豪邸競売に


ニュース 電子 作成日:2018年3月26日_記事番号:T00076183

WiMAX損失余波、財界人の豪邸競売に

 高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)事業者、全球一動(グローバル・モバイル)の損失に関連し、同社の何薇玲元董事長の夫、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)の石克強副董事長が保有する台北市内の豪邸が4月23日に裁判所による競売にかけられる見通しとなった。26日付自由時報が伝えた。

 対象となるのは台北市敦化南路の高級マンション「元大柏悦」の面積195.6坪の物件。最低入札価格は5億660万台湾元(約18億2,000万円)、1坪315万元で、競売史上の最高値を更新した。

 競売を申し立てたのは、豪邸を担保に融資を行った潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑総裁。潤泰集団は2012年に全球一動に出資し、同年に何元董事長夫婦は尹総裁から1億8,360万元を借り受けた。双方は当初は協力関係だったが、国家通訊伝播委員会(NCC)が2015年に全球一動の免許更新を認めず、WiMAX事業が失敗に終わったことで仲違いした。