ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年3月26日_記事番号:T00076185
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は23日、米トランプ政権による鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げ措置に合わせて、熱延、冷延製品、および溶融亜鉛めっきコイルについて、4月の台湾域内向け、および5月の輸出向け製品価格の引き上げを発表した。ただ、値上げ幅は域内向けで1トン当たり300台湾元(約1,100円)、輸出向けで10~20米ドルと予想を下回った。24日付工商時報が報じた。
中鴻鋼鉄の主管は、最近、国際スラブ価格が高騰し、コストが大幅に増加しているが、米国の輸入制限発動により域内および世界市場で模様眺め傾向が強まっていることに加え、川下メーカーの輸出競争力を考慮して小幅な値上げにとどめたと説明した。
なお川下メーカーからは、台湾政府と主要企業が現在、輸入制限の適用除外を求め米国側と交渉を進めているが、情勢が明らかとなっていないため市場では模様眺め傾向が強まり、受注やオファー価格に若干の影響が出ているとの声が出ている。
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