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パネル特許侵害訴訟、HKCがイノラックスを反訴


ニュース 電子 作成日:2018年3月27日_記事番号:T00076193

パネル特許侵害訴訟、HKCがイノラックスを反訴

 27日付自由時報が中国メディアの報道を基に伝えたところによると、中国4位のパネルメーカー、恵科(HKC)傘下の重慶恵科金渝光電科技が23日、鴻海精密工業傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)に特許権5件を侵害されたとして重慶市第五中級人民法院に提訴したことが明らかとなった。イノラックスは2月12日、重慶恵科金渝光電科技に特許権17件を侵害されたと主張し、生産停止を求めて広州知識産権法院(知的財産裁判所)と、寧波市中級人民法院に提訴している。

 重慶恵科金渝光電科技は、イノラックス傘下の寧波群志光電、仏山群志光電、およびイノラックスのパネルを使用するテレビメーカーによって特許が侵害されたと主張し、生産と販売の停止、在庫の廃棄を求めた。

 重慶恵科金渝光電科技の提訴についてイノラックスは自由時報の取材に対し、「訴状を受け取っておらずコメントできない」とした上で、「世論を混乱させることがHKCの目的」との見方を示し、特許権を侵害したり企業秘密を盗み取るような不法企業には厳しい態度で臨むよう中国政府に呼び掛けた。