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アップルペンシル出荷倍増へ、コンパルなどに恩恵


ニュース 電子 作成日:2018年3月27日_記事番号:T00076194

アップルペンシル出荷倍増へ、コンパルなどに恩恵

 アップルの動向観測に定評のある凱基証券(KGI)の郭明錤アナリストは、アップルが近く発表するとみられる9.7インチの低価格タブレット端末「iPad Pro」新機種はスタイラスペン(タッチペン)「Apple Pencil(アップルペンシル)」に対応し、アップルペンシルの今年の出荷量は900万~1,000万本と前年の400万~450万から倍増すると予測した。組み立ての仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、金属機構部品の新日興(SZS)、プリント基板(PCB)の欣興電子(ユニマイクロン)などが恩恵を受ける見通しだ。27日付自由時報が報じた。

 郭アナリストによると、iPadの2017年出荷台数は4,380万台と同年初めの予想3,500万台を大幅に上回った。9.7インチのiPad Proが出荷を押し上げた。アップルは9.7インチの新型iPad Proをアップルペンシル対応とすることで、アンドロイドOS(基本ソフト)搭載の低価格タブレット端末との差別化を強化するとみられる。

 郭アナリストは、9.7インチの新型iPad Proがアップルペンシル対応となれば、教育、ビジネス市場でのシェア拡大が期待できると指摘。同機種の量産時期は第2四半期と予想した。

 郭アナリストは、3D(3次元)センサー搭載の新型iPad Proは第3四半期に出荷を開始するとして、今年のiPad出荷台数のうち9.7インチのiPad Proが占める割合は70%を超えると予想した。