ニュース 医薬 作成日:2018年3月27日_記事番号:T00076209
工業技術研究院(工研院)とドイツの製薬大手メルクは26日、バイオ医薬品の製造工程の研究開発(R&D)と人材育成に関する提携覚書(MOU)を締結した。5月から新竹市の工研院創新園区で提携を開始する。27日付経済日報が報じた。
工研院生医・医材研究所の林啓万所長(左1)は、今回の提携により、先進的な精製技術や高効率の量産工程の他、欧米の法律の要求する有効性検証プロセスを実地で学ぶことができると語った(工研院リリースより)
工研院は約9,000万台湾元(約3億3,000万円)を投資して設置した製造工程の実験室を提供し、メルクは50万ユーロ(約6,600万円)の設備を提供する他、専門家、講師の招聘(しょうへい)も担う。まず1年半をかけてタンパク質薬の製造工程に関わる人材120人を育成する計画だ。その後、2019年に共同で新会社を設立した後、メルクがバイオ製造の共同研究で顧客と協力するM Labコラボレーションセンターをモデルとした提携を進める予定だ。
工研院は、バイオ人材の育成で海外の製薬大手と提携するのは初めてと説明。工研院の研究開発力とメルクの技術を生かし、台湾バイオ産業の新薬開発加速、製造技術の向上を図りたいと表明した。
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