ニュース 社会 作成日:2018年3月27日_記事番号:T00076210
第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の現金自動預払機(ATM)が2016年にハッキングされ、計8,300万台湾元(約3億円)余りが不正に引き出された事件で、法務部調査局が国際協力を通じて事件の解明を進めた結果、事件は国際的なネット犯罪組織「コバルト」が主導したものと分かり、ロシア国籍の主犯デニス容疑者がスペイン警察当局に逮捕された。事件に台湾人が関与していないことも確認された。27日付自由時報が伝えた。
調べによると、コバルトはハッキング用のソフトウエアをフィッシングメールで銀行従業員に送付した上で、銀行の内部ネットワークに侵入し、不正に管理者権限を取得後、ATMが現金を吐き出すように不正操作し、共犯が現金を持ち去る手口で犯行に及んだ。今回の事件は容疑者を海外逃亡前に逮捕したため、7,770万元が回収された。
コバルトはアジアや欧州で同様の犯罪に関与した疑いが持たれており、デニス容疑者はスペインで起訴されるとみられる。台湾側への身柄引き渡しは微妙な状況だ。
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