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ASEとSPILの経営統合、持ち株会社の上場に承認


ニュース 電子 作成日:2018年3月28日_記事番号:T00076216

ASEとSPILの経営統合、持ち株会社の上場に承認

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)と矽品精密工業(SPIL)を傘下に収める持ち株会社「日月光投資控股」が27日、台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)から上場承認を受けた。証券コードは「3711」で、4月30日の上場を予定している。28日付工商時報が報じた。

 また同日、日月光投資控股が発行する米国預託証券(ADR)がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場された。なおASEとSPILが発行する普通株およびADRは、4月14日が最終取引日、同月30日に廃止となる。

 ASEは2015年8月にSPILに対する株式公開買付(TOB)を表明。SPILは当初反発したものの、16年6月に両社を傘下に収める持ち株会社を新設することで合意し、米国、日本、中国などの監督機関から統合に関する認可を取得した上で、今年2月に双方の株主総会で持ち株会社設立案への承認を受けていた。

 ASEとSPILは今後、日月光投資控股の100%子会社として独自性を保ちつつ業務を展開することになるが、技術開発および生産能力の調整については相互に協力していく方針だ。