ニュース 公益 作成日:2018年3月29日_記事番号:T00076255
第2原子力発電所(新北市万里区)2号機が28日午後1時25分、送電再開からわずか24時間余りで緊急停止した。行政院原子能委員会(原能会)は、再稼働の許可に向けた総合検討報告は1~2日後になるか、1~2カ月後になるか分からないとコメント。蔡英文政権は、電力不足への強い懸念から性急な脱原発路線を修正して2号機再稼働に踏み切ったものの、電力安定供給の課題はトラブルによって依然解消されないままとなった。29日付経済日報などが報じた。
第2原発2号機で緊急停止が起きたのは、16年に続いて2度目。市民の脳裏には昨夏の大規模停電の悪夢がよみがえった(同社リリースより)
2号機の緊急停止は、27日昼に送電を開始した矢先だった。台湾電力(台電、TPC)の徐造華広報担当者は、27日夜間に蒸気タービンの緊急停止テストを行った上で、28日午前7時26分に第2次送電を開始したが、午後1時25分に原子炉の発電効率が27%に低下し、送電テストを行ったところ、保護システムが働いて自動停止したと説明した。原子炉の圧力を下げるための蒸気放出システムの設定パラメーターに問題があったとみている。
2号機は発電設備容量98万5,000キロワット(kW)で、運転予備率を3ポイント押し上げ、今夏の電力安定供給への貢献が期待されていた。

TPCは、第2原発2号機が稼働しない場合、4月は電力の需給状況信号で「オレンジ」(運転予備率6%未満、警戒)が灯り、電力供給の余力は160万kWのみになると予測。5月には停止中の発電機の保守点検完了で、電力需給状況信号は「黄」(運転予備率6~10%、需給ひっ迫)を回復するが、電力供給の余力は200万kWにすぎないとの予測を示した。
TPCは、保守点検中の発電機全てを5月20日までに再稼働させる予定だ。今夏には大林火力発電所(高雄市)新1号機、新2号機の160万kWも加わる見通しだ。
「TPCの責任追及」
第2原発2号機の再稼働を改めて目指すかについて沈栄津経済部長は、TPCが原能会に提出する報告を規定通りに処理すると述べた。
沈部長はまた、緊急停止の原因を明らかにし、責任を追及すると述べた。TPCの経営陣人事に大きな変動が予想される。
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