ニュース 電子 作成日:2018年3月29日_記事番号:T00076258
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の28日の株価終値が前日比6台湾元(約22円)下落したことを受けて、市場ではビットコインなど仮想通貨の採掘(マイニング)装置の世界最大手、北京比特大陸科技(ビットメイン)がTSMCへの発注を大幅に削減したとの観測が浮上した。ビットメインのサプライヤーは、TSMCは南部科学工業園区(南科)Fab14の16ナノメートル製造プロセスラインで生産していたビットメインのマイニング装置専用ASIC(特定用途向けIC)を、中国の南京工場での生産に切り替えようとしており、一時的に生産量が減っているだけだと観測を否定した。29日付工商時報が報じた。
ビットメインのサプライヤーによると、TSMCのFab14は16ナノプロセスから12ナノプロセスへの切り替えを進めており、聯発科技(メディアテック)、エヌビディアなどの受注で満杯となった。これを受け、TSMCはビットメインのマイニング装置専用ASICを南京工場の16ナノプロセスラインで毎月2万枚(ウエハーベース)生産する計画で、早ければ5月に出荷を開始するとみられる。
また、ビットメインが下半期に発売を予定するマイニング装置の専用ASICも近くTSMCが28ナノプロセスで生産を開始する見通しだ。
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