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MSIのDT型ゲームPC、Q2に入門機種発売へ


ニュース 電子 作成日:2018年3月30日_記事番号:T00076271

MSIのDT型ゲームPC、Q2に入門機種発売へ

 微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)の徐祥董事長は29日、パソコン市場は全体として衰退が続くが、ゲーミング(ゲーム用)PCは高い成長率を維持すると予測。特に自作PCを中心とするデスクトップ型ゲーミングPC市場は30~50%の成長が見込めるとした上で、第2四半期にインテルの新プラットフォーム「コーヒーレイク」を搭載した1,000米ドル以下の新機種を発売し、需要期に当たる第3四半期の販売増とシェア拡大を目指すと表明した。30日付工商時報が報じた。

 このほかMSIはデスクトップ型ゲーミングPC市場で、1,500米ドル以上のミドル~ハイエンド製品と、薄型軽量製品についても第2四半期以降、10機種以上を相次いで投入する計画だ。

 なお同社は昨年、ビットコインなど仮想通貨の採掘(マイニング)ブームが起きたことでビデオカード事業が好調となり、通年売上高が1,064億台湾元(約3,900億円)と過去最高を更新。為替相場の変動や部品価格の上昇などが粗利益率に影響を及ぼしたものの、1株当たり純利益(EPS)は5.84元と02年以来の最高を記録した。

 今年第1四半期の同社業績について証券会社は、売上高は前年同期を上回り、粗利益率も上向くと予測している。