メディアオンデマンド（ＭＯＤ）配信テレビ局、愛爾達電視（ＥＬＴＡ）のスポーツ専門チャンネルの人気女性キャスター、張旖旂さんが29日、フェイスブック（ＦＢ）を通じ、著名なバスケットボール評論家、李亦伸氏などから過去にセクシュアルハラスメントを受けたと告発した。30日付蘋果日報が報じた。
張さんによると、スポーツイベントの企画などを手掛ける宝悍運動平台（PCG BROS）に在籍していた１年余り前、ＣＭ撮影で李氏と共演した際、同氏は彼女の腰や腕を不自然に触った上、「マットの上に２人で転げ回る」という台本にない動作を提案したという。張さんは翌日、上司に被害を訴えたものの、何の対処も取られず、不満を抱えたまま業務を続けたそうだ。
なお張さんはセクハラを告発する投稿の末尾に「#MeToo」と記述しており、ツイッターなどＳＮＳで世界的に広がる性的虐待の被害を告白する動きが彼女を後押ししたようだ。
告発を受けて李氏のＦＢページには大量の批判コメントが寄せられた。これに対し李氏は同日、張さんの気持ちに無視したとして謝罪を表明したが、一方で事実に基づかない指摘や攻撃に対しては許容することはできないと強調した。
