ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

安値輸入品脅威リスト、ウエハー初登場


ニュース その他分野 作成日:2008年5月23日_記事番号:T00007629

安値輸入品脅威リスト、ウエハー初登場

 
 中華民国全国工業総会は22日、安値輸入品による脅威の状況に関する最新の報告書を発表した。台湾企業の脅威となる安値輸入品55品目のうち46品目は中国から輸入されており、リストには初めてハイテク製品である半導体のウエハーが登場した。23日付自由時報が伝えた。
T000076291

 
 調査は工業総会が4月に実施したもので、過去の調査とは異なり、対象範囲を中国製品だけでなく世界各国の製品に広げた。それでも中国からの安値輸入品は最大の脅威となっていることが分かった。

 回答企業の63.5%は、低価格の輸入品により業績に影響を受けていると指摘。脅威を感じる輸入品の輸出国では、中国(62.5%)との回答が最も多く、ベトナム(17.5%)、マレーシア(7.5%)、インドネシア(5.0%)、インド、日本、韓国(各2.5%)という結果が出た。

 中国からの輸入品では、ウエハー、アルミフィルム、花火、バッグ類などが新たに脅威品目とされた。ウエハーが脅威品目として挙がったことに工業総会も驚きを隠せずにいる。