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鴻海傘下のエノコン、TOBで帆宣買収へ


ニュース 電子 作成日:2018年3月31日_記事番号:T00076292

鴻海傘下のエノコン、TOBで帆宣買収へ

 鴻海精密工業傘下の産業用コンピューター(IPC)メーカー、樺漢科技(エノコン)は30日、設備メーカーの帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル、MIC)に対する株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。53億4,000万台湾元(約200億円)を投じて株式51.12%の取得を目指す。開始時期は公表されていない。31日付経済日報が報じた。

 エノコンの朱復銓董事長は、帆宣は▽製造実行システム(MES)▽工場エンジニアリング▽人工知能(AI)──などの分野で強みを持つと指摘。中国では「中国製造2025(メード・イン・チャイナ2025)」アクションプランなどを受け、今後も多くの工場が建設される見通しで、帆宣の買収によりエノコンはスマート工場関連のトータルソリューションを提供できるようになると説明した。

 エノコンの曹錫仲財務長は、TOBについて帆宣の経営陣と協議を行っており、TOB成立後も現在の経営陣を維持したいと述べた。