ニュース 運輸 作成日:2018年3月31日_記事番号:T00076293
世界の航空関係者が航空安全について討論や意見交換を行う「世界航空安全サミット(IASS)」が2019年11月に台北市で開催されることが決まった。同会議の台湾開催は初めて。台湾は国際的環境から大型の国際会議開催が難しい中で、外交面での大きな成果といえる。31日付聯合報が報じた。
握手する王国材交通部次長(右)とミリアムFSF副総裁。FSFは総裁の都合から7月の調印を希望していたが、台湾側は中国からの干渉リスクを避けるため3月中にこだわった(30日=中央社)
30日は中華航空事業発展基金会(航発会)董事長を兼任する王国材交通部政務次長と、航空安全財団(FSF)のマーク・ミリアム副総裁が開催契約に調印した。世界航空安全サミットは1947年以降、70回にわたって開催されている。主催のFSFは150以上の国・地域の企業から個人までが参加する大型民間組織で、台湾からは▽交通部民用航空局(民航局)▽飛航安全調査委員会(飛安会)▽中華航空(チャイナエアライン)▽長栄航空(エバー航空)▽遠東航空(ファーイースタン航空)──などが参加している。台湾は同サミットに「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」の名義で参加する。
台湾は2007年10月に同会議の主催を予定していたが、6月にFSFから「中国台北(チャイナ・タイペイ)」の名称で主催するよう求められ、開催権をやむなく韓国に譲った経緯がある。今回は中国の横やりが入らないよう、航発会が開催申請を提出することで政府色を薄めた。
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