ニュース 社会 作成日:2018年3月31日_記事番号:T00076305
求人求職情報サイト大手の1111人力銀行を利用する求職者2万人以上の個人情報を生命保険大手の富邦人寿保険の従業員に漏えいした疑いがあるとして、新北地方法院検察署(地検)は30日、台湾宅経済商務と責任者の許哲毓容疑者の自宅を家宅捜索し、個人資料保護法違反の疑いで許容疑者、許容疑者の妻、台湾宅経済商務の従業員の3人を検挙、事情聴取を行った。許容疑者と妻はそれぞれ8万台湾元(約29万円)、2万元で保釈された。31日付蘋果日報が報じた。
記者会見で対応を説明する何啓聖1111副総経理。個人情報を取り扱う業者の情報漏えいはあってはならないことだ(31日=中央社)
新北地検によると、台湾宅経済商務は1111人力銀行と契約を交わし、求職者の検索システムの専用アカウント、パスワードを取得後、富邦人寿の従業員に提供した疑いがある。従業員は同アカウント、パスワードを使って求職者2万人余りの個人情報を取得し、富邦人寿の求人に利用した。台湾宅経済商務は同様の手口で104人力銀行を利用する求職者の個人情報を漏えいしたとみられるが、被害状況は調査中だ。
この富邦人寿の従業員は海外に出境しているため、新北地検は帰台後に取り調べを行う方針だ。また、他の生保会社も事件に関与していないかを調べる。
なお、1111人力銀行は、自主的に問題を報告したと強調。会員の権益保護に努める考えを示した。
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