ニュース 社会 作成日:2018年3月31日_記事番号:T00076307
本欄では先日、宜蘭県の小学生が海岸を清掃中に発見したデジタルカメラの持ち主が東京の女子大生と判明した出来事をお伝えしたが、この女子大生は30日、発見者の男子生徒とビデオ通話を通じて対面を果たした。その際、女子大生が6月にカメラを引き取るために来台する際、一緒に海岸のゴミ拾いをする約束を交わした。
椿原さんと児童らは、日本語、中国語、英語を駆使して思いを伝え合った(30日=中央社)
27日に宜蘭県岳明小学校の5年生、何兆恩くんが蘇澳港近くの海岸で清掃活動中に発見したデジカメは、教師がフェイスブック(FB)を通じて持ち主探しを呼び掛けた後、わずか30時間ほどで上智大学3年の椿原世梨奈さん(21)が2年余り前に石垣島で紛失したものと判明し、連絡を取り合うことができた。
さらに30日朝、椿原さんはフジテレビの協力を得て、ビデオ通話サービス「スカイプ」を通じて発見者の何くんと対面を果たした。
タブレット端末の画面を通じて自分のカメラとカメラを包んでいた防水ケースを見た椿原さんは、「懐かしい。(防水ケースに付いていた)フジツボもきれいに取っていただいてありがとうございます」と感謝を伝えた。
また椿原さんは、カメラを発見した何くんに「どうやって見つけたの?」と質問。これに対し何くんは「箱のようなものを見つけて最初はすぐゴミ袋に入れようとしたけど、持ってみるとずっしり重かったのでよく見ると中にカメラが入っていた」と答えた。
一方、対面に立ち会った他の児童から「どうしてカメラをなくしたの?」との質問を受けた椿原さんは、「スキューバダイビング中に友人の酸素ボンベに異常が起き、その友人を助けて陸上へ連れて戻る途中で見失った。しばらく海中を探したものの見つからず、あきらめるしかなかった」と説明。家族との記念写真も多く収められており、とても悲しい思いをしたそうで、2年以上もたった今、思いもよらず台湾で見つけてもらえたことにとても感謝していると語った。
発見からわずか3日で全く面識のなかった台湾の拾い主と日本の持ち主の対面が実現するというのは、インターネット時代ならではのスピード感といえるだろう。
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