ニュース その他分野 作成日:2018年4月2日_記事番号:T00076315
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)の統計によると、株式上場・店頭公開企業(1社を除く)の2017年純利益は、前年比16%増の2兆2,000億台湾元(約8兆円)で、過去最高を更新した。世界経済の回復に伴い、半導体の輸出が好調だった上、メモリーや受動部品価格が大幅に上昇したことなどが貢献した。証券会社は、今年の純利益は前年比8~14%増加し、過去最高を更新すると予測している。1日付工商時報などが報じた。
17年純利益の首位は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)で前年比2.65%増の3,431億元だった。アップル、アップル以外のスマートフォン向けいずれも受注が好調だった。
業種別では多い順に、▽電子、1兆500億元(前年比10.6%増)▽金融保険、3,540億元▽石油化学、1,801億元──だった。伸びが大きかったのは、▽百貨店、前年比127.3%増▽食品、95.5%増▽製紙、69.2%増──の順だった。運輸業、ガラス陶磁器業は黒字に転じた。
統一証券投資顧問の黎方国董事長は、今年の純利益は前年比13%増で、うち電子業は19%増、従来型産業は4~5%増加し、金融業は今年並みと予測した。
なお、17年第4四半期の純利益は前期比3.27%減、前年同期比10.74%増の6,301億元だった。同期の過去最高で、四半期として過去2番目に高かった。
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