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台南・沙崙緑能科学城が着工、19年末完成へ


ニュース その他分野 作成日:2018年4月2日_記事番号:T00076318

台南・沙崙緑能科学城が着工、19年末完成へ

 蔡英文政権が進める「5大産業創新(イノベーション)計画」の一つで、台湾高速鉄路(高鉄)台南駅周辺をエコ産業の集積地として整備する「沙崙智慧緑能科学城(沙崙スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティー)」のくわ入れ式が31日行われた。8~9月に自動運転車の試験場の供用を開始し、グリーンエネルギーの研究開発(R&D)を手掛ける「緑能科技聯合研究センター」、新技術の応用などを進める「緑能科技モデル区域」などは2019年末までに完工する見通しだ。投資額は231億台湾元(約840億円)。1日付工商時報などが報じた。

/date/2018/04/02/16shalun_2.jpg頼行政院長(右2)は、沙崙智慧緑能科学城は台湾のグリーンエネルギー産業発展の原動力になると述べた(31日=中央社)

 頼清徳行政院長は、既に台湾の企業10社余りの進出が決まっており、▽米国の製品安全認証機関、アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)▽国際半導体製造装置材料協会(SEMI)▽台湾電池協会(TBA)──などと提携覚書(MOU)も交わしていると明らかにした。

 行政院の呉政忠政務委員は、既に多くの企業が自動運転車の試験場への進出意欲を示していると説明した。また、約70の研究グループが既に近くの交通大学台南キャンパスに進出しているという。