ニュース 社会 作成日:2018年4月2日_記事番号:T00076328
教育部の最新データによると、2016年に高校を卒業した台湾籍学生のうち、17年6月までに中国の教育機関に進学した人数は1,595人と前年比で約200人増加した。さらに今年、中国政府が、大学など入学試験の免除条件引き下げや奨学金支給額の増額など台湾人学生の誘致を強化した結果、中国への進学申請は倍増しており、優秀な人材の流出が懸念されている。2日付自由時報が報じた。
中国側の統計によると、中国で教育を受ける台湾人学生の数は2011年の6,000人余りから17年は約1万2,000人に倍増した。欧米の大学に比べ学費が安いことなどが要因とみられる。
また中国政府は今年、台湾人学生に対し、大学など入学試験の免除条件を「大学学科能力測験(学測)の上位50%」まで引き下げた。これは対象者が台湾の高校生の半分に拡大することを意味する。また中国の教育部が台湾人学生に支給する奨学金の総額も、年間1,872万人民元(約3億1,600万円)と従来の700万人民元から大幅増となった。
こうした中、台北市の建国高級中学(高等学校)や台中第一高級中学(台中一中)といった名門高校でも、今年は中国の大学への進学志望者が大幅に増えているという。
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