ニュース 社会 作成日:2018年4月2日_記事番号:T00076330
インターネット上でライブ配信を行い多くのファンを獲得していた女性モデル、周盈欣(Dora)さんが配信の中止を発表したことにショックを受けた日本人男性(48)が来台して彼女の出演するイベント会場に押し掛け、本人の目の前で切腹するという行為に出た。幸い命に別状はないようだが、「Doraが見られなければ生きている意味がない」と落ち込んでいるそうだ。
Doraさんはフェイスブックで、命を大切にして、家族や友人に心配を掛けないでと呼び掛けた(フェイスブックより)
ライブ配信アプリ「17直播(17 Live)」や「棒直播」で歌やダンス、セクシーなポーズを披露して500万人を超えるファンを獲得していたDoraさんは先日、ライブ配信を停止し、展示会などのコンパニオンとしての仕事に専念すると宣言した。
その後の31日午後2時ごろ、Doraさんが台北市の南港軟体園区(ソフトウエアパーク)で開催された展示会イベントに出演した際、1人の日本人男性が彼女の前に現れ、一言二言あいさつを交わした後、突然、床に白い布を敷き、その上に正座して果物ナイフを持ち出して切腹を始めた。
驚いたDoraさんは近くにいた警備員に「この人がおなかを切った」と訴え、その警備員が男性に対し慎重に話し掛けた上で機をうかがってナイフを奪取した。男性はその後、応急措置を受けて病院に運ばれたが、傷口はわずか3ミリメートルほどで命に危険はないという。
警察の調査に対し男性は、「金もなく将来に希望も持てない中、ネットで知ったDoraさんのライブ配信が心のよりどころになっていた」と供述した。そんなDoraさんがライブ配信を止めると発表したことで男性は失意から死にたくなり、彼女が31日のイベントに出演するとの情報を知り急きょ来台して、本人に苦しみを訴えた上で切腹することを思い立ったそうだ。
現在、日本台湾交流協会関係者が男性のケアに当たっているそうだが、何とかDoraさん以外に生きがいを見つけてほしいものだ。
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