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作成日：2008年5月23日_記事番号：T00007636
国泰金、中国進出で新アイデア
国泰金融控股金が銀行業の中国市場進出に当たって新たな手段を模索しているようだ。23日付工商時報によると、国泰金内部では、上海東方航空との中国合弁生命保険子会社、上海国寿を通じて中国の銀行に出資することを計画しているとみられる。李長庚同社策略長は、「合法であれば、どんなやり方でも検討する」と中国進出について柔軟な姿勢をみせた。
国泰金の幹部は先週北京を訪れ、中国の監督機関である銀行業監督管理委員会（銀監会）および保険監督管理委員会の幹部と会見し、互いに理解を深めたとされる。国泰金は今年初めにも銀監会と接触を図っており、その際、台湾資本に対し第三地を経由せずに中国の銀行に直接出資できる方向で制限を緩めるよう求めたとされる。
ただこれに対し、行政院金融監督管理委員会（金管会）の張秀蓮副主任委員は、「台湾の現行法では香港の支店を通じての出資が唯一の方法であり、国泰金のやり方は決して合法ではない」と指摘している。
