ニュース 電子 作成日:2018年4月9日_記事番号:T00076362
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は3日、高雄市の楠梓加工出口区(輸出加工区)第2園区で新工場「K25」に着工した。総投資額は4億1,600万米ドル、2020年第1四半期の完成を予定する。4日付工商時報などが報じた。
張ASE董事長(左2)や陳菊高雄市長(右2)らがくわ入れを行った(3日=中央社)
ASEの張虔生董事長によると、K25工場は地下3階、地上9階建てで、ロボット、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ分析といった技術を導入したスマートファクトリーとする計画で、主に、通信、車載製品、コンシューマエレクトロニクス分野のIC、およびグラフィックチップ向けハイエンド封止・検査業務を手掛けるという。
張董事長はまた、同業大手、矽品精密工業(SPIL)との経営統合について「一部では統合により受注が流出すると指摘されたが、ASEとSPILは一貫して技術面でリードを保っており、現在までフル稼働を継続している」と強調。K25についても既に受注が満杯状態となっており、稼働後は毎年100億台湾元(約365億円)を超える生産額を創出すると見通しを示した。
このほか張董事長は、将来的な受注増に備えるため、高雄市楠梓区後勁地区に位置する台湾中油(CPC)高雄製油所跡地での用地取得を検討していると語った。
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