ニュース 電子 作成日:2018年4月9日_記事番号:T00076365
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、液晶パネル価格は4月も下げ止まらず、テレビ用65インチパネルのオファー価格は前月比10米ドル、中型パネルは約3~4米ドルの下落となっている。需要が伸びない中、一部サイズでは価格が総原価に迫っており、早ければ第2四半期にも損益分岐点を下回る恐れがある。9日付工商時報が報じた。
このうち、65インチパネルのオファー価格は280~290米ドルで、総原価の280米ドルに迫り、ほぼ利益を出せていない。65インチパネル価格は、中国・京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が第10.5世代工場で生産を開始した影響で、昨年第4四半期から毎月約10米ドルの下落が続いている。
43インチパネルのオファー価格は前月比約3米ドル下落の97米ドルで、総原価の95~98米ドルに迫っている。
この他、39.5インチ、40インチなどの中型パネル価格は約3米ドル、49インチ、50インチは約3~4米ドル、55インチは1~3米ドル下落した。
一方、32インチパネルのオファー価格は60米ドルで、2米ドルの下落にとどまった。サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会を前に新興市場向けの需要が高まったためだが、需要は今月までと予測され、来月以降の価格下落幅拡大が懸念されている。
ウィッツビューは、液晶パネル価格は第2四半期末に底を打つと予測した。
なお、3月のモニター用パネル価格は約0.5米ドル下落。ノートパソコン用は0.3~0.5米ドル下落した。
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