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電力料金、7月と10月に値上げ


ニュース 公益 作成日:2008年5月23日_記事番号:T00007637

電力料金、7月と10月に値上げ


 行政院は22日、電力料金の値上げについて今年は7月と10月の2回行う方針を決定した。23日付中国時報によると、引き上げ幅は7月は「引き上げるべき価格全体の4分の1」、10月は「引き上げるべき価格全体の2分の1」で、7月の具体的な値上げ幅は11~12%、1キロワット時(kWh)当たりで0.24~0.26元の値上げになるとみられる。7月は夏期電力料金も加算されるため、一般家庭の電力料金支出は月当たり100台湾元(約340円)以上増える見通しだ。

 民生への悪影響を軽減するため、今回は1カ月当たりの電力使用量が110kWh以下の世帯は値上げを免除し、110~300kWhの世帯は値上げ幅を半分にすることも決められた。また、小規模商店などの営業用表示灯なども月間使用量が330kWhであれば値上げ幅を半減する。台湾電力によると、台湾全土の計794万世帯・商店が値上げ免除または値上げ幅半減の恩恵を受ける見通しだ。

 台湾電力は値上げの実施によって今年通年の赤字額が、当初見込みより600億~700億元減少するものの、依然約1,000億元の赤字を計上する見通しだとしている。上半期の赤字額は600億元という試算だ。