ニュース 医薬 作成日:2018年4月9日_記事番号:T00076371
日立製作所は4日、台北市北投区の台北栄民総医院(タイペイ・ベテランズ・ジェネラル・ホスピタル)から重粒子線がん治療システム一式を受注したと発表した。同システムが台湾の病院に納入されるのは初めてで、日立としても海外からの同システム受注は初めてとなった。
日立が受注した重粒子線がん治療システムは、呼吸に伴って移動する臓器の動きを捉える動体追跡技術と、腫瘍の形状に合わせて重粒子線を照射できるスキャニング照射技術を搭載し、水平・垂直方向から照射可能な治療室を2室備える。炭素イオンを加速器で光の約70%のスピードに加速させ、腫瘍に集中して照射することでがんを治療する仕組みで、治療に伴う痛みがほとんどなく、他の放射線治療に比べて副作用が少ないため、生活の質(クオリティー・オブ・ライフ=QOL)を維持しつつ、がんを治療できる最先端の治療法として注目されているという。
日立によると、重粒子線がん治療システムは台北栄民総医院の新棟に設置される予定で、人口の集中する台北市でのさらなる治療ニーズの拡大が期待される。
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