ニュース 政治 作成日:2018年4月9日_記事番号:T00076379
今年末の統一地方選に向け、6直轄市のうち唯一国民党が首長を務める新北市では、国民党が6日、侯友宜氏(60)の擁立を事実上決め、民進党からは直轄市昇格前の台北県長などを歴任した蘇貞昌氏(70)が出馬する可能性が高まっている。
侯氏(中)は、団結して新北市で勝利すると意気込んだ(6日=中央社)
蘋果日報の電話による世論調査によれば、両氏の支持率は侯氏が61.37%、蘇氏が27.5%で、侯氏が圧倒的にリードしている。侯氏は公認候補決定に向けた党内世論調査でも過半数の支持を得た。現時点で侯氏優位は揺るがない情勢だ。
侯氏は警察官僚出身で、民主化運動当時に言論弾圧を行い、鄭南榕氏を焼身自殺に追い込んだなどといった批判も浴びたが、2010年に朱立倫現市長に招かれる形で新北市副市長に就任し、これまで8年間の実績でマイナスイメージを払拭(ふっしょく)することに成功した。
一方の蘇氏は01年に台北県長に当選したものの、08年の総統選では副総統候補として立候補し敗北。10年には台北市長選でも苦杯を喫している。今回も勢いに乗る侯氏に対し苦戦が予想される。
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