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CPC、五軽のプラント輸出断念


ニュース 石油・化学 作成日:2018年4月10日_記事番号:T00076399

CPC、五軽のプラント輸出断念

 台湾中油(CPC)は9日、2015年10月に閉鎖した同社第5ナフサ分解プラント(通称五軽、高雄市楠梓区)のプラントをインドネシアに輸出し、現地にエチレンプラントを建設する投資計画を断念すると発表した。10日付経済日報が伝えた。

 CPCは、インドネシアの石油・ガス関連の国有最大手、プルタミナと提携し、現地に年産50万トンのエチレンプラントを建設する方向で交渉を重ねたが、移転費用がかさむ他、プラントの生産能力が低いことがネックとなり、プルタミナ側が独自に新プラントを建設した方が得策と判断したことを挙げた。

 CPCは今後数カ月をかけ、プラント設備の購入に関心を示している米国、東南アジアの企業と交渉を進め、年内にプラントの解体、移設を終えたい構えだ。

 戴謙董事長は「今回の交渉決裂は個別事案であり、今後も政府の『新南向政策』に沿って、東南アジアやインドで提携機会を模索したい」と述べた。