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コンパル、動物病院事業に参入


ニュース 医薬 作成日:2018年4月10日_記事番号:T00076400

コンパル、動物病院事業に参入

 電子機器受託生産大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)がペット医療商機を好感し、動物病院事業に参入する。同事業を手掛ける100%子会社「宇核生医」を既に設立、12日に核磁気共鳴画像法(MRI)、コンピューター断層撮影(CT)など人間向け医療機器を備えた動物病院「核心動物医院(ユニコア・アニマルホスピタル)」を台北市内湖区で正式に開業する。10日付工商時報が報じた。

 台湾では子供を持たない夫婦が増える中、ペットを飼う人がますます多くなっており、動物向け医療の需要が高まっている。こうした状況を背景に、台湾大学生物資源・農学院付設動物医院(台大動物医院)では2007年に台湾で初めてペット用に設計されたMRIを導入した。

 しかし、一般的な台湾の動物病院は規模が小さく、高額なペット用医療機器を購入する資金力がないことから現在、MRIとCTを備えた病院は台大動物医院を除き、日健動物医院(台北市松山区)と今回開業する核心動物医院の2カ所のみとなっている。

 コンパルは核心動物医院を「ハイエンド影像診断センター」と位置付け。将来的には電子カルテシステムを導入してビッグデータ分析を進める考えを示した。